損しないための外貨両替
外貨両替で損しないためのテクニックは、適正相場で両替してくれる窓口を利用することと、なるべく両替する金額を少なくすることです。
必要に応じて高条件での外貨決済をできるクレジットカードを活用するとよいでしょう。
損しないための外貨両替テクニックを紹介いたします。
外貨両替コスト節約は限界がある
外貨両替で手数料を安くするには限界があります。
空港や人が集まるターミナル駅周辺は複数の金融機関・民間業者が外貨両替を扱っていますが、銀行系窓口が最安値になることが多いです。
民間の外貨両替業者は、レートの変動幅によって銀行よりもお得に両替できることもありますが、大半のケースで両替レートは良くても銀行と同等程度です。
民間業者は立地や宅配対応・深夜早朝営業などのサービスで銀行などの金融機関と差別化を図っています。
外貨両替するもっとも定番の方法は空港にある銀行系の外貨両替窓口の利用ですが、その他の両替先を模索しても大幅に条件が良くなることはありません。
宅配など便利な外貨両替サービスは手数料が金融機関より割高になっていることが多いので注意しましょう。
多彩な決済手段を用意しておく
窓口での外貨両替を少なくするために重要なのが、現地でのキャッシュレス決済です。
VISAやMasterCardなど海外に強いカードブランドのクレジットカードを用意しておくのはもちろん、なるべく外貨決済時の手数料が安いクレジットカードを活用しましょう。
現地で現金を引き出せる海外キャッシング機能付きのクレジットカードも、頻繁に海外へ行く方から人気です。
上級者になると、ネットバンクで安く外貨両替をして、海外で使える電子マネーへ送金チャージをして活用しています。
ほかにも海外で使えるデビッドカードを用意して事前に相応の残高を入れておく。海外ATMで市街地での現金補充をできる海外キャッシュカードの用意などがあります。
現金+お持ちのクレジットカードだけではなく、可能な範囲で多彩な決済手段を用意し、海外でのショッピング・キャッシングに強いクレジットカードを作っておくと便利ですよ。
はじめて海外へ行く方は、海外旅行保険を含めてクレジットカードの見直し・増枚を検討してみるとよいでしょう。
余った外貨の無駄をなくす
外貨両替は日本円へ戻す際に新興国の外貨は対応できない場合があり、主要外貨でも紙幣のみで硬貨両替には対応していない所が多いです。
日本円への両替が困難な外貨を余らせないように、事前対策を講じておきましょう。
米ドルなどの主要通貨は、空港でTポイント・楽天ポイントなどへ交換できるサービスが普及しています。
余った外貨を有効活用するテクニックを詳しく知りたい方は外貨が余った場合をご覧ください。
ネットを活用した情報武装
新興国をはじめ、日本からの渡航者が少ない国へ行く際は、事前にネットから外貨両替に関連した情報収集をしておくと便利です。
現地でおすすめの両替先や、ネット上で表示されるレートと現地の両替レート差の相場などを覚えておくと便利です。
日本人観光客が少ない地域は、日本人だけ悪い条件で両替を提示していくることがあるので、現地の両替人から話を聞いて決めるのではなく、ネットからおおよその相場を調べておきましょう。
適正相場を提示してで交渉すれば、相手も「この日本人は分かっているな」と判断して、良心的な対応をしてくれるように変化します。